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前著作「不思議な算数」は、「センス・オブ・ワンダー」(神秘さや不思議さに目をみはる感性)を育むことを重視し、技能重視の算数数学から脱却し、「算数数学が不思議である」と感じさせるような「方向性」のある講義や授業が、これからの算数数学教育で大切にすべきであると提案しています。
本著作「続・不思議な算数」は、「不思議な算数」と同様の趣旨で、未だ紹介していない講義5点に着目し、まとめました。内容としては、不思議さを実感させることができる個々の様々な事象を、子どもの目線で、実際の講義の流れに添って、リアルに深く追究していきました。例えば、
・数学者ガウスが思いついた等差数列の和を簡単に求める方法とその求め方のバリエーション等を考察し、そのアイデアの巧妙さを実感しました。
・インド九九に着目し、20×20までのかけ算を図で調べることを通して、かけ算が視覚化できることを体験し、その仕組みの面白さを感じさせました。
・和文化としての和算や算額の一部を取り上げ、日本(文明開化)の先人たちの歩みと数学の発展という謎の世界に想いを馳せ、その不思議さを感じさせました。
・数学を題材としたある小説を通して、数にまつわる物語の面白さを感じさせ、また、素数の世界の不思議さを実感させました。
・「ハノイの塔」という教具とその伝説から、とてつもなく大きい数やその計算の工夫を体験し、数の無限、世界の消滅までの年月を追究する過程などの面白さを感じさせました。
これらの神秘さ・不思議さを実感することができた人々は「イッツアメージング!」と叫ぶのではないでしょうか。そして、結果として、読者の皆さんに、育みたいものは、「センス・オブ・ワンダー」であります。
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