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第二次世界戦後は戦争などによって配偶者を失った母子家庭の屋根対策として機能してきた母子寮は、1997年に母子生活支援施設に名称を変更し、生活困窮やDVなどで支援の必要な女性とその子どもを受け入れ、自立にむけての支援を展開してきた。
現在、全国に224か所設置されているが、横浜市にあるカサ・デ・サンタマリアはそのなかでも先駆的な取り組みを行ってきた施設として知られる。だが社会情勢や人々の意識の変化から当施設に限らず利用者が減少し、母子生活支援施設の約半数は定員に満たない状況にある。
DVやシングルマザーの貧困など女性や子どもを取り巻く状況は決して改善していないのに、なぜ利用されなくなっているのか。どのような支援であれば困難を抱えている母子の真に役立つのか。そのような問いを広く共有するために、カサ・デ・サンタマリアの25年の実践を支援者が振り返るとともに、多文化ソーシャルワーク、ジェンダー、フェミニズム、社会政策といった観点からの論考も掲載。今後の母子福祉のあり方に一石を投じる。
世間的にはあまり知られていない母子生活支援施設とはどのような働きをもっているのかもよくわかる。
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