「感染」の社会史

中公選書

「感染」の社会史

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出版社
中央公論新社
著者名
村上宏昭
価格
2,200円(本体2,000円+税)
発行年月
2021年11月
判型
四六判
ISBN
9784121101211

コレラなどの疫病が「感染」するものと認識されてから、たかだか一五〇年ほどにすぎない。だが病気をもたらす不可視の微生物への恐怖と不安は、呪術的思考と絡み合いながら、人と人とのつながりや社会のあり方を一変させた。それは効果的な感染予防の福音を伝えた一方で、ジェノサイドを招く火種ともなった。本書は十九世紀末の「細菌学革命」にまつわる光と影、その後のヨーロッパ世界の激動を、臨場感溢れる多数の図版と共に追う。

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