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発達心理学や障害児心理学の看板を掲げながら、多数の冤罪事件と出会い、裁判という特殊な語りの世界で「法心理学」の扉を開いた心理学者・浜田寿美男の軌跡。小さな島で生まれ、京都の大学への進学、学生闘争…様々な経験を経て、発達の場・裁判の場に足を踏み入れた先に見えたものとは何だったのか。――著者が生きた時代をひも解きながら、言語の発達、障害児の生活世界、冤罪事件をめぐる語りなどといった旺盛な研究活動の源泉と、「神の心理学」から「私たちの心理学」に向けて大切にしてきた視点を語る。
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