バルトーク晩年の悲劇

バルトーク晩年の悲劇

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出版社
みすず書房
著者名
アガサ・ファセット , 野水瑞穂
価格
3,960円(本体3,600円+税)
発行年月
2021年11月
判型
四六判
ISBN
9784622090632

この本の発見は私にとって何という感動的な、心に触れて消え去らない経験であったことか!
――ユーディ・メニューイン

ナチの脅威が迫るなか、1940年10月、作曲家ベラ・バルトークは妻ディッタとともに、祖国ハンガリーを去り、アメリカに亡命する。著者、アガサ・ファセットがブダペストの音楽学院の学生だった頃、ピアノの教授であったバルトークは、学生の間で偶像視されていた。著者は、1920年にアメリカに渡ったが、20年後に、バルトーク夫妻の生活を助けることとなる。本書では、その亡命からバルトークの死にいたる5年間、経済的困窮、病気の中での、作曲・演奏活動、民謡蒐集の研究、日常生活など、天才の素顔が鮮明に描かれる。

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