1973~1979
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吉本は主催者あるいは聴衆から請われれば、本公演の後の「質疑応答」に応じてきた。おそらく、よほどのことがない限り断ることはなかったと思う。だから、「質疑応答」は実際には大ざっぱにみて、内輪のものも含め二〇〇回近くあると思う。「質疑応答」は本講演のおまけみたいなものだから、音源がのこされ、紙に記録されのこされることも少なかった。だが、「質疑応答」は本講演に勝るとも劣らない「価値」があるものだ。そして、幸運なことに、音源として、あるいは文字起こしされた紙として、一一一本がのこされていた。(菅原則生「解説」より)
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