影向篇
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パリ文壇にデビューし、初めて民間から起用された日本大使館の文化技術顧問として活躍したフランス留学時代。澁澤龍彦、横尾忠則など多くの若者たちが、その教えを乞いに、フランスの著者のもとに集まった。
マルローの東宮御進講を実現させ、筑波大学では「科学・技術と精神世界」という、研究者としてはタブーであった精神世界に踏み込んだ、国際学会を実現させる。
学問的には異端者と評されることもありがながら、自身の信念のもと、霊性の世界に真摯に対峙し続けた著者の、揺れ動く魂の軌跡をあますことなく書き上げる。
執行草舟、絶讃!
壮大な魂の叙事詩。
生涯を深奥世界のミステリー探索に賭した男の、勇気と、哀しみと、驚異に満ちた
二十一世紀の黙示録。
執行草舟(『脱人間論』、『生くる』、『友よ』などの著者)
【第七巻あらすじ】
オルヴァル僧院への旅から戻った五ヶ月後、同じ一九九六年に、今度はジャック・シラク大統領からマルローのパンテオン奉祀祭に招かれて再渡仏する。この機会に、究極の現代的奇蹟、「マリア顕現」の謎を解かずばやまじと決意して、イタリア、フランスの著名な顕現地を回って信憑性を確かめ、わけてもブルターニュ州ポンマンの聖母空中顕現の不思議と美に感動して、のちに皇后陛下美智子さまにお手紙する。
アルプスからピレネーへと長駆し、同地の女性幻視者、ダニエル・セールを訪ねて、その撮影したマリア顕現と「太陽のダンス」の写真を見て驚嘆(本書各巻の表紙に連続掲載)。さらに彼女から著者の前世と未来を透視され、「あなたはまだ祖国に尽くしていないからフランス永住はできない」と予断されて内心反撥するが、直後、日本から届いた一片のファクスに動かされ、結果として予言的中となる。それはパリ憂国忌以来の盟友、黛敏郎からの知らせで、日本復興のため尽力をとの要請なのであった。
【第七巻の主な登場人物】
ジャック・シラク(仏大統領)、ピエール・メスメール(首相)、パスカル・ローズ(ゴンクール文学賞受賞女流作家、『零戦』)、アラン・レネ(映画監督、『広島、モナムール』)、アラン・グルニエ(永久大使、作家グルニエ令息)、ミシェル・ランドム(神道・武道称揚仏作家)、アンナ= マリア・トゥリ(マリア学権威イタリアジャーナリスト・探検家)、パスカレ・マグロニ(アッシジ美術館長)、ダニエル・セール(在ピレネー、マリア顕現幻視者)、小川光三(考古学者、奈良飛鳥園主)
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