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「死」という現象について、幼少期から異常な恐怖心を持ち続けてきたと言う筆者。その後も、死の絶望感に悩まされ続け、仏教やキリスト教、その他新興宗教を問わず、死後の世界の存在を説いた書物を読み解いたが、どの説も人間が希望的観測により意図的に創りあげた物語の範囲を超える事は無かったように思えた。しかし、仏教という教えは、どんなに偉い高僧や学者の先生方が示された解釈にしても絶対的に正しいものはなく、それこそ人間の数ほどの解釈があっても良いのではないかと思い至った。自らを「ぼんくら」と称する著者の視点から見る仏教という実景も、また違った仏教の側面を浮かび上がらせるという、それなりの意味があるのではないか。人生の節目を迎え、自らの心の中にくすぶり続けていた想いを吐露した自分史であり、筆者が長年学んできた仏教に関する考察の集大成ともいえる仏教論である。
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