近代表記の揺籃

近代表記の揺籃

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出版社
笠間書院
著者名
半沢幹一
価格
4,180円(本体3,800円+税)
発行年月
2021年10月
判型
A5
ISBN
9784305709493

本格的な言文一致体で初めて書かれた小説と評価され、近代文学史的にも近代日本語史的にも、重要な作品・資料として位置付けられてきた二葉亭四迷の『新編浮雲』。

しかし、「文字や記号がどのように使われているか」といった表記上の工夫やその意図に関しては、これまで詳しく記述されることがなかった。



本書では、『新編浮雲』における「文体改革」が「表記改革」であったことを主張し、改めて表記への注目を呼びかけている。

「漢字」「平仮名」「句読点」「括弧記号」など、項目ごとにその使われ方を細かく分析。

その新旧入り混じった、まさに「近代表記の揺籃」と言える劇的な様相を読み取っていく。



【目 次】

序章

第1章 二葉亭の字法

第2章 漢字(1):頻度と用法

第3章 漢字(2):語表記

第4章 漢字(3):動詞表記

第5章 漢字(4):付属語表記

第6章 平仮名(1):字体の種類

第7章 平仮名(2):字体の用法

第8章 片仮名

第9章 仮名遣い

第10章 句読点

第11章 括弧記号

第12章 リーダーとダッシュ

第13章 繰り返し記号

終章

主な引用・参照文献一覧

『新編浮雲』表記関係集計表タイトル一覧

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