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芥川龍之介の中国紀行文『支那游記』研究に新たな視点を提供する
『支那游記』における芥川の〈中国〉表象と彼の中国認識の位置づけについて新たな視座から考察し、その上で芥川の〈中国〉体験に映し出された自国〈日本〉を提示する画期的論考。
『支那游記』にみられる芥川の〈中国〉表象について、日本中国双方の過去の先行研究では批判的な検討が多くなされていたが、最近では再評価する傾向がみられる。著者はそれに注目しつつ、『支那游記』各篇テキスト、関連文献を深く読み込むことで、各篇において微妙な変化がみられる彼の〈中国〉表象と発表されたメディアの報道スタンスとの関わりについて詳細に考察する。そのことで中日の近代という歴史背景に浮かび上がる文学とメディアとの関係はより一層明らかになった。
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