2084年報告書

2084年報告書

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出版社
国書刊行会
著者名
ジェームズ・ローレンス・パウエル , 小林政子
価格
2,970円(本体2,700円+税)
発行年月
2021年10月
判型
四六判
ISBN
9784336072634

なぜ温暖化を阻止できなかったのか。
アメリカの地質学者が描く悪夢の2084年。

時は2084年。すでに世界は深刻な気候温暖化で危機に直面している。
21世紀初めの10年、20年間には深刻な影響が明らかだったのに、政治家や化石燃料推進派は科学的根拠を否定し続け、科学者の警告を握りつぶした。
2050年以降世界各地で未曽有の事態が進行し、2084年には人類は生存の危機に瀕している──
主人公の歴史記録の研究者(2012年生)が、なぜ温暖化を阻止できなかったのかという疑問を念頭に、世界各地の記者や学者の歴史証言を取材して執筆する形で綴られるディストピアSF小説。

*「あなたが生存を脅かす気候変動の不安で眠れないならば、ジェームズ・ローレンス・パウエルの『2084年報告書』を読むと、温暖化と闘って地球を救おうするリーダーを選ぶのに必死になるだろう」(マリ・クレール誌)

*「実に怖い本だ――急いでしっかり行動しないとこうなる。そして本書にはどうやって変化を起こせるかの手がかりが満載であり、予言ではなく、フィクションである」(ニューヨークタイムズ紙ベストセラー著者ビル・マッキベン)

*「未来からのこれらの報告は――科学者、医師、司祭、大使、政治家、ツバル――私に警告した。一日一日を無駄にできないことを教えてくれる。すべきことはたくさんある」(ジョージ・メイソン大学気候情報センター エドワード・マイバッハ)

*「気候変動の甚大な影響が明らかな今、歴史家で優れた作家のジェームズ・パウエルは、切迫する潰滅的な気候変動を避けるために私たちがいま行動しなければ、恐ろしい地球規模の悪夢に直面することを伝える。本書を読んで変化を起こそう」ペンシルベニア州立大学教授マイケル・E・マン)

【目次】
第1部 旱魃と火災
第2部 洪水
第3部 海面上昇
第4部 氷
第5部 戦争
第6部 ファシズムと移住
第7部 健康
第8部 種
第9部 出口

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