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しっとり、しっとり軽やか、ふんわり、さくほろ、ふわふわ……。丸型で焼くからこそいろんな食感が味わえる、パウンドケーキレシピ集。
バター、砂糖、卵、粉が1ポンド(パウンド)ずつ入ることから、その名がついたパウンドケーキ。同じくフランス語でも、「4分の4(4分の1を4つ)」を意味する「カトル・カール」と呼ばれます。
パウンドケーキは、パウンド型で焼くのが一般的と思われていますが、
実は丸型で作ると、まわりはカリッと、中はよりしっとりふんわりと焼き上がります。また、直径15cmの丸型は18cmのパウンド型と比べると容量がやや大きく、フルーツなどの具材やメレンゲをたっぷり混ぜ込むことができるため、ケーキ全体が軽く仕上がるという特徴があります。
基本の材料は、バター、砂糖、卵、粉の4種類だけですが、バターをすり混ぜるのか溶かして加えるのか、卵を溶いて使うのか泡立てるのかで、全く違った食感の生地が次々生まれるのも魅力。この本では、そんな作り方の違いから生まれる6種類の生地を紹介しています。
丸型で焼いたケーキは、誕生日のケーキを思い起こさせるせいか少し特別感があり、表面積が広いため、クリームをサンドしたり、上にのせて飾るのも得意。焼きっぱなしでも、シンプルに飾ってもかわいい、そんなケーキが満載の1冊です。
*この本のケーキは、すべて直径15cmの丸型で作ることができます。
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