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アクターネットワーク理論の源流に迫る!
21世紀前半において最も注目される思想家の一人ブリュノ・ラトゥールと社会学者スティーヴ・ウールガーによるラボのエスノグラフィー第一世代の代表的研究にして、科学人類学・科学社会学における「古典」、待望の邦訳
囲碁のゲームは何もない盤面から始まり,盤面に一手ずつ石が置かれていく。置かれた石がチェスのように盤面を動くことはない。よって,最初の一手はほぼ完全に偶然的であるのだが,対局が進行するにつれて,どこにでも石を打つことはどんどんと容易ではなくなっていく。つまり,科学の闘争の場のように,前の手の結果が可能な次の手の組み合わせに変換されるのである。すべての手が同等に可能ではなくなるのだ。(「第6章 無秩序からの秩序の創造」より)
●著者紹介
ブリュノ・ラトゥール
トゥール大学でPh. Dを取得。フランスのパリ国立高等鉱業学校イノベーション社会学センター教授,パリ政治学院メディアラボ教授を経て,現在パリ政治学院名誉教授。2020年にスピノザ賞,2021年に京都賞が授与されるなど,数々の受賞歴がある。
専門は科学技術社会学/社会思想。主著に,『科学が作られているとき――人類学的考察』(原著1987年/邦訳1999年),『虚構の「近代」――科学人類学に警告する』(原著1991 年/邦訳2008 年),『社会的なものを組み直す――アクターネットワーク理論入門』(原著2005 年/邦訳2019 年)などがある。
スティーヴ・ウールガー
ケンブリッジ大学でPh. Dを取得。イギリスのブルネル大学イノベーション/文化/技術研究センター教授,オックスフォード大学サイード・ビジネス・スクール教授を経て,現在オックスフォード大学名誉教授。2008 年に,
科学技術社会論(STS)で名誉あるジョン・デズモンド・バナール賞を受賞。
専門は科学技術社会学。主著に,ドロシー・ポーラッチとの共著で「オントロジカル・ゲリマンダリング――社会問題をめぐる説明の解剖学」(原著1985 年/翻訳2006 年),Knowledge and reflexivity.(1988 年)やVirtual society? technology, cyberbole, reality: New frontiers in the socology of knowledge.(2002 年)など。
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