子供の領分

中公文庫

子供の領分

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出版社
中央公論新社
著者名
吉行淳之介
価格
946円(本体860円+税)
発行年月
2021年10月
判型
文庫
ISBN
9784122071322

大人と子供の領域を往還する少年。そのどこか醒めた目は何を見つめるのか。教科書で読み継がれた「童謡」、父とその連れの美女に伴われ伊豆大島へ赴く「夏の休暇」、二人の少年の間の危うい均衡を描く表題作など、思春期の波立つ心と体を澄んだ筆致でとらえた十篇。新たに随筆「子供の時間」他一篇を付す。〈巻末エッセイ〉安岡章太郎・吉行和子



【目次】

夏の休暇/暗い半分/梅雨の頃/斜面の少年/悪い夏/崖下の家/童謡/子供の領分/窓の中/春の声

〈随筆〉子供の時間/私と教科書

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