技能実習生と日本語教育

技能実習生と日本語教育

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出版社
大阪大学出版会
著者名
真嶋潤子 , 牟田和男 , 宋弘揚 , 道上史絵 , トゥ・トゥ・ヌェ・エー
価格
6,600円(本体6,000円+税)
発行年月
2021年10月
判型
A5
ISBN
9784872597387

なぜ彼らは日本語ができないのか?――失踪、病気、自殺といった技能実習生をめぐる問題において、「言葉」の問題は決定的である。今や留学生の数を超える技能実習生たちには、どのような日本語教育が必要なのか。受け入れる我々は、彼らにどのように向き合っていくべきなのか。国内外の異なる立場の関係者の思惑に迫りながら、かみ合わない制度の実態と課題を浮き彫りにする。

まず、これまでの外国人労働者受け入れの経緯とともに技能実習制度・技能実習生の現状を整理し、彼らが各送り出し国でどのような制度・教育のもとに日本にやってくるのかを明らかにする。そして、受け入れ機関で行われている日本語教育や職場でのコミュニケーションの実情から、今後のあるべき交流を展望する。さらに先行事例として台湾、韓国の外国人労働者受け入れ制度の概容と課題を確認し、少子高齢化への対応を考える。

特別補論として、技能実習生の日本語能力の口頭アセスメント結果を掲載し、日本語能力にかかわる具体的な問題と需要を検討する。

前著『母語をなくさない日本語教育は可能か』で扱った日本に住む外国ルーツの子どもたちに続いて、日本で働く外国人労働者の課題を考え、外国人と共生できる社会を目指す。

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