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我が道を貫いて、世界中で愛されるチャンピオン キミ・ライコネンのデビューから引退までを追いかけた フィンランドの番記者による取材記録が一冊に
「どうしてロン・デニスがアイスマンって呼ぶようになったのか、想像すらつかない。由来は知らないが、どこかで彼が思いついたんだ。単なるニックネームに過ぎないよ。正直、僕にとっては、どれでも同じなんだ」──キミ・ライコネン キミ・ライコネンは2000年代に世界で最も名を馳せたフィンランド人だ。彼は20年もの長きにわたりトップアスリートとして最前線で活躍を続ける極めて稀有な存在である。フィンランドで最も経験豊富なF1記者であるヘイキ・クルタはグランプリとともに世界を駆け巡った。そのキャリアはライコネンより10年以上も長く、デビューから今日に至るまで追い続けている。番記者として近くで集めた膨大な取材記録をもとに、ライコネンのこれまでの足跡を物語としてまとめあげた。本書はライコネンの20年に渡る旅を記者の視点で描き出した一冊だ。クルタはライコネンの近くで経験したリアルな感情と心の移り変わりを、レースや自宅で過ごすプライベートのみならず、秘密に包まれていた契約の舞台裏まで余すことなく明らかにしている。
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