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わたしは自分が最後の植民地育ちなのではないかと感じることがある
カルチュラル・スタディーズの立役者、初の回想録
文化を権力との闘争の現場として研究するカルチュラル・スタディーズの土台をつくりあげた思想家、スチュアート・ホール。1930年代ジャマイカの中産階級の家庭で生まれたのち、宗主国イギリスへ。植民地・人種・階級をめぐって揺れる帝国主義末期のイギリスを分析しながら、脳裏には常にジャマイカの記憶があった。人種的、文化的、そして政治的自由を思索したホールの青年期がはじめて明かされる半生記。
◎目次
日本語版序文 ビル・シュワルツ
はじめに ビル・シュワルツ
第Ⅰ部 ジャマイカ
第1章 植民地の情景、植民地の臣民
第2章 ふたつのジャマイカ
第3章 カリブ海地域の思想――クレオール化する思考/思考をクレオール化する
第4章 人種とその否認について
第Ⅱ部 ジャマイカを離れて
第5章 近代に徴用されて
第Ⅲ部 幻想への旅
第6章 オクスフォードとの出会い――ディアスポラ的自我の形成
第7章 カリブ海地域からの移民――ウィンドラッシュ世代
第Ⅳ部 移行地帯
第8章 故郷としてのイングランド
第9章 政治
訳注
解説
訳者あとがき
人名索引
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