本の雑誌 461号(2021年11月号)

本の雑誌

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出版社
本の雑誌社
著者名
本の雑誌編集部
価格
734円(本体667円+税)
発行年月
2021年10月
判型
A5
ISBN
9784860115234

特集:ハードボイルドを探せ!

いまや絶滅危惧種となってしまった〝ハードボイルド〟。しかしこんな時代だからこそ我々にはハードボイルドが必要なのではないか。はたして今、ハードボイルドはどこにあるのか! というわけで、本の雑誌11月号の特集は「ハードボイルドを探せ!」。ハードボイルドの系譜から、ハードボイルドの新星、信念を貫く者たちの名セリフ、ハードボイルドな女性たちに翻訳事情、偏愛ハードボイルドにハードボイルドな書き方まで、現在、過去、未来のハードボイルドを探る特集なのだ!

新刊めったくたガイドは吉野仁がホロヴィッツの仕掛け満載『ヨルガオ殺人事件』を満喫すれば、藤ふくろうは比類なき円錐小説、ベルンハルト『推敲』に大満足。大森望が趣向たっぷりの短編集、宝樹『時間の王』をお薦めすれば、古山裕樹は生馬直樹『フィッシュボーン』に心を突き刺される。理不尽の連続に立ち向かう中島京子『やさしい猫』に高頭佐和子が共感すれば、冬木糸一は日常の当たり前を疑う『アルゴリズムの時代』に納得。そして北上次郎は寺地はるな『ガラスの海を渡る舟』の「おはよう」に胸熱! さあ、どうして普通の朝の挨拶がおじさんの胸に染みたのか。要チェック!

今月から短期集中連載「断捨離血風録」がスタート! なんと日本一の魔窟の主・日下三蔵がとある事情で自宅のひと部屋を空にする必要に迫られ、本の整理に挑戦するという驚愕のルポだ。いざ、退路をふさがれた魔窟王はどこから手をつけるのか!? まずは現状の本に埋もれた家を見てくれぃ!

今月の読み物作家ガイドは宮本昌孝。三田主水が『剣豪将軍義輝』から『夏雲あがれ』まで、好漢たちの颯爽青春絵巻に迫れば、黒い昼食会は三省堂書店神保町本店の建て替えに仰天。内澤旬子がチェーンソーラブを熱く語れば、穂村弘は飛鳥高でいちばん楽しい時に陶酔。読者アンケートが「このコンビが好きだ!」なら、堀井憲一郎はヘミングウェイ・ビンゴでハードボイルドをゆるーく極めて、おお、ギムレット片手に本の雑誌11月号をめくれば、秋の夜長も、ハードボイルドだど!

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