出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます
アレッサンドラ・ピオンテッリ博士は,超音波スキャンによって子宮内の胎児を観察し,その後の成長を各家庭で観察,また分析するという,先駆的な研究を行った。それによって明らかとなった,胎児から子どもにかけての行動と心の驚くべき連続性は,綿密な観察と,子どもの心理療法士でもある彼女の優れた精神分析的心理療法に裏打ちされたものである。
子宮のなかでそうしていたように,カーテン越しに互いを撫であう「優しい双子」,中絶の危機から生き延び,出生後も忍耐強く「生」にしがみつく男の子……。子どもたちはまるで,子宮内,あるいは出生時における時にトラウマティックとも言える経験を追体験しているかのようであった。「過去」が与える「現在」の行動と心への影響とは? 彼ら自身の「記憶」にはない,詳細な観察の「記録」が,それを私たちに示してくれる。
精神分析家はもちろん,乳幼児に関わるすべての専門家にとって大いに役立つ内容の詰まった名著,待望の邦訳である。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。