取り寄せ不可
リチャードの世界が、主題の「永遠の生命」を「とこしえのいのち」、副題の「神ともにいませり」を「インマヌエル」へといざない、紐解いてくれる。
この書の【序言】は語る。
リチャードの人生の歩みが書き留められているが、死生観や宗教観が鮮やかに描かれた書物である。リチャードの心の遍歴を辿り、心の世界を知ることができる。それは、私たち自身の生き方、死に方を考えるヒントを与えてくれるものである。木下氏の思いのこもったこの大著の出版を心から喜びたいと思う。
そしてリチャードは語る。
人間とは、なにを目的に、またなんとも俗欲を傾けてがむしゃらに歩むものなのだろうか。わたしとて、その昔は常に前ばかりを見て生きてきたような気がします。だからこそ、ふと足を止めて振り返る時間というものが大切であり必要だと気づいたのです。そんな前ばかりを見続けてきた今世の人間は、神さまからいただいたかぎりある恩寵(命)の中で、多くの成長を賜わっていることに気づきたいものであります。いつこの現世が終わり、神さまからお呼びがかかるか分からない、壮大な人生の旅路では、その罪びとたる人間からよきことも、楽しきことも、感動も、喜ばしきことも、醜きことも、酷い仕打ちも、理不尽なことも、悲しいほど多くのことを味わいます。そのことがよいとか悪いとかではありません。これが罪深い人間であり、世俗的人間世界の実態だと思います。食べてはいけない林檎の実を食し、さらにそのいい訳をしたことからはじまった不従順な人間世界。そして同時に、神さまからの慈愛、憐み、恵みを受け、その真理の中から神さまの真実が分かりはじめました。このことを意識したときに、すべてのことがらに対して、素直に感謝できるようにだれもがなっていく。そのような未熟で罪深い人間について、過去(多角的探究心理観、多角的探究真理観)から今(多角的探究死生観)へと、リチャードとともに、神さまから約束いただいている、「永遠の命・永遠の愛」のある神の国へと旅していきましょう。
リチャードととも創世記(Genesis)から新世紀(Neon Genesis)を歩む。聖書から神の愛と死生との関係を理解し、ひとりひとりの「とこしえのいのち」と出会う旅路がここにある。
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