昭和文学研究 第83集

特集:饒舌体再考ー口語体文学の可能性

昭和文学研究

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出版社
昭和文学会
著者名
昭和文学会編集委員会
価格
4,620円(本体4,200円+税)
発行年月
2021年9月
判型
A5
ISBN
9784305003836

特集 饒舌体再考─口語体文学の可能性

織田作之助とJ・M・シング

  ─戯曲から小説への転換─ 尾崎名津子 ( 2 )

働き歌と抗争のリズム

  ─小熊秀雄の長篇叙事詩における〈饒舌〉と「韻文精神」─

   吉田 恵理 (16)

太宰治の物語芸術─作品集『女の決闘』より 中村 三春 (31)

太宰治の小説における饒舌体の変容 斎藤 理生 (45)

南方徴用作家の自己成型─高見順「ノーカナのこと」 松本 和也 (60)

少女独白体の新展開─一九七〇年代以降 押野 武志 (75)

李琴峰の小説における饒舌と沈黙

  ─『独り舞』を中心として─ 倉田 容子 (91)

自由論文

大衆作家たちの「潤色執筆」

  ─『傷痍軍人成功美談集』の成立と「再起奉公」言説をめぐって─

   市川  遥 (106)

内田百閒「昇天」論

  ─作品内の〈現実〉と〈非現実〉を中心に─ 松原 大介 (122)

性的体験としての戦時下─三島由紀夫「春子」論─ 本橋 龍晃 (137)

「美しさ」と「暴力」、そして「意思としての痙攣」

  ─川端康成『片腕』をめぐって─ 神山 奈央 (152)

又吉栄喜「豚の報い」論

  ─物語基点としての〈豚〉と変容する〈御嶽〉─ 柳井 貴士 (168)

研究動向

志賀直哉………………… 上田穂積 (182)

江戸川乱歩………… 小松史生子 (186)

丸谷才一………………… 梶尾文武 (190)

澁澤龍?……………… 安西晋二 (194)

研究展望

『日本近代文学大事典』増補改訂プロジェクトの意義 中島 国彦 (198)

日本文学研究は日本語で書くのが「正式」なのか?

  ─『流轉的亞洲細語:當代日本列島作家如何書寫台灣、中國大陸』について

   笹沼 俊暁 (202)

中国の堀田善衞研究とその可能性 陳  童君 (205)

「プランゲ文庫資料」の居場所と当事者性 鈴木 貴宇 (209)

大田洋子の原爆文学にみる今日的意義 長谷川 啓 (213)

「没後○○年」という言説─三島由紀夫の「現在」 藤田  佑 (217)

「戦後文学」の再審─『〈戦後文学〉の現在形』を手がかりに 高橋 啓太 (220)

〈書評〉

関谷一郎著『太宰・

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