問題の女本荘幽蘭伝

問題の女本荘幽蘭伝

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
平凡社
著者名
平山亜佐子
価格
3,080円(本体2,800円+税)
発行年月
2021年10月
判型
四六判
ISBN
9784582838640

新聞記者、保険外交員、ホテルオーナー、女優、辻占いの豆売り、日本語教師、活動弁士、講談師……
転職50回以上、50人近い夫を持ち120人以上と交際し、日本列島、中国大陸、台湾、朝鮮半島、東南アジアに神出鬼没、明治・大正・昭和を駆け抜けた毛断(モダン)ガールの本家本元、本荘幽蘭(ほんじょうゆうらん)
謎に包まれた生涯を、丁寧に追った傑作評伝。

【目次】
◆第一章 少女時代

久代、その「惨憺たる」生い立ち/久代、婚約者たちに翻弄さる/久代、蕾の花を手折られる/久代、巣鴨病院に入院す/久代の父、一行/久代、伝説の明治女学校に入学す/久代は馬車を曳けない霊獣/久代、幽蘭となる/可愛がられてえぐらるる

◆第二章 幽蘭誕生

幽蘭、第二子を出産す/幽蘭、第三子を妊娠す/幽蘭と「黒龍会」の面々/幽蘭、救世軍の兵士となる/幽蘭、「日本初の婦人記者」となる/幽蘭、男たちの海を渡る/幽蘭、同情からの結婚が破談に/幽蘭、ベルギー人と恋に落ちる/幽蘭、再び婦人記者となる/幽蘭、女優デビューを果たす/幽蘭、男たちをちぎっては投げる/幽蘭、男たちの山を踏破する/幽蘭、宙づりの舞台に立つ

◆第三章 仕事遍歴、男性遍歴

幽蘭の父、死す/宮武外骨、幽蘭を語る/幽蘭の「錦蘭帳」/幽蘭、「神風会」に急接近す/幽蘭、扶桑教に傾倒す/幽蘭、隆文館に入社す/幽蘭、前代未聞の祝言をあげようとす/幽蘭、同性に羞恥の色を見せる/幽蘭、辻占いの豆売りとなり、はたまた活動弁士となる

◆第四章 満鮮、南洋へ

幽蘭、自伝を新聞連載す/大連に「幽蘭ホテル」を開業す/幽蘭、三下り半を誌上公開さる/幽蘭、恋人の名を秘す/妾になるくらいなら乞食になる/幽蘭、今度は講談師になる/幽蘭、真っ当な男性論を語る/幽蘭、食い詰めて女優再び/幽蘭、劇団を結成し海を渡る/幽蘭、女弁士養成所を計画す/幽蘭、二十四度目の結婚をなす/幽蘭、「新劇女優の急先鋒」を自称す/幽蘭、女探偵を志願す/幽蘭、釜山、満州を放浪か/幽蘭、マレー半島を逍遥す/幽蘭、沖縄に上陸す

◆第五章 戦争に向かって

幽蘭、恩師との仲を怪しまれる/日蓮主義の幽蘭尼となる/幽蘭、自省の手紙をしたためる/幽蘭、露支満鮮を股にかける/幽蘭、五年間の雲隠れ/幽蘭、温泉開業に奔走す/幽蘭、映画デビューを果たす/幽蘭、馬賊に拉致・監禁さる/幽蘭、生還し講演会を開催す/幽蘭、選挙応援人として現る/幽蘭、消息を絶つ/幽蘭、天下の女浪人の異名をとる/幽蘭、老いてなお意気軒昂

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top