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近年のAI(人工知能)の進化により世の中が人間の予測を超えて多様化、複雑化していく中において、わたしたちは、感性を豊かに働かせながら、どのような社会や未来を創りあげ、どのように人生をよりよいものにしていくのかが問われています。また、予測できない未知の時代にあっても、「主体的に学び続けて自らの能力を引き出し、自分なりに試行錯誤したり、様々な他者との対話や協働をしたりすることにより、新たな価値を生み出していくことが出来るようになること」が大切であり、そのために、豊かな人間性、たくましく生きるための健康や体力までも含めて構成する「生きる力」と、それを知の側面からとらえた「確かな学力」が重要になると言われています。
このような背景をもとに、幼児期・児童期における保育・教育の在り方が大きく変わってきています。学びの根本は「教師の指導を通して、子どもが学び方を学ぶ、学ぶ姿勢を身に付ける」ことにあります。そのためにも、保育者・教育者が自ら「絶えず学ぶ、学び続ける」ということを実践し、学びの在り方を明確にしていくことが求められます。
そこで、筑紫女学園大学の初等教育・保育専攻では、主に教職課程の学生や経験年数の浅い保育士および小学校の教員を対象とし「新しい時代に求められる保育者・教育者の在り方」について、本学の各教育分野における専門家たちがこれまで取り組んできた成果に基づき、これからの保育・教育の重点を考察した論考をまとめました。
第1 部「保育者・教育者としての教育観と基本姿勢」では、現在の子どもが置かれている社会状況や環境等を踏まえ、保育者・教育者としてどのような点に留意していく必要があるのか、また、新しい時代の教育方針等にどのように対応していく必要があるのかについて提示。第2 部「幼児期の子どもの保育・教育」では、保育所保育士指針や幼稚園教育要領等の内容を踏まえた新たな時代へ対応する保育の在り方と、各領域や分野ごとにその視点や具体的な指導法等について紹介。第3 部「児童期の子どもの教育」では、小学校学習指導要領や各教科等の学習指導要領解説等の内容を踏まえた、新たな時代へ対応する教育の在り方や各教科等における授業形態、指導法等について解説。第4部「障害その他の特別な配慮を要する子どもの教育」では、障害をはじめ特別の支援や配慮が必要な子どもたちの理解と、関わり方、その支援の方法について掲載しました。(巻頭言より)
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