それはだれのしわざ?
いまここに、虫たちが暮らしている。虫のしわざはその証拠。
散歩していて、草の葉っぱや茎、木の幹に、おかしな”あと(痕跡)”を見つけることがあります。「なんだろう?」と思うだけで、通り過ぎるのはもったいない! それは昆虫の「しわざ」かもしれません。「しわざ」は、昆虫たちが残した”あと”、昆虫たちがそこに暮らしている証拠です。「しわざ」のことを知ったら、今まで気がつかなかった昆虫の暮らしを、感じられるようになりますよ。
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・「はっけん!どこでも だいしぜん」シリーズでは、幼児絵本や教科書などで目にする機会の多い身近な生き物を導入に、不思議で驚きに満ちた自然や生き物の暮らしを紹介します。気づきがあれば(はっけん!)、身近な場所でも(どこでも)、広く深く自然を感じることができます(だいしぜん)。
・シリーズ2作目『ドングリのあな どうしてあいたの?』では、誰もが一度は拾ったことのあるドングリをスタートに、さまざまな虫のしわざ(虫たちが残した食べあとや巣、卵を隠すための仕掛けなど)を紹介します。
・道ばたや公園など、身近な場所でも観察することができる、20種類の虫のしわざ(フィールドサイン)が登場します。
・ドングリにあいた穴のひみつは、物語を通して学ぶことができます。
・虫そのものを発見できなくても、「しわざ」があるということは、虫がその場所で暮らしている、たしかな証拠です。
・巻末に収録した「そだつよ こん虫」では、卵から成虫になるまでの成長や、幼虫と成虫で食べ物がちがう昆虫、サナギとマユについて、詳しく解説しました。
また、「こん虫のしわざをさがそう!」では、卵を産むときのしわざ、幼虫の残すしわざ、成虫がつくる巣、虫こぶについて、イラストを交えてわかりやすく紹介しました。本書を読んだお子さんの疑問に答えるときの参考になります。
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