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【江戸時代の大ベストセラー『塵劫記』を通して日本における日常数学の誕生を読み解く入門百科】
日本数学書で最も有名な本である『塵劫記』。だが、なぜこの本がそれほど有名になったのかは知らない人が多く、また読んだ人も少ないのではないだろうか。本書では『塵劫記』の意義を、人々が日常的に使える数学書が誕生したことだととらえ、第1部では『塵劫記』にいたる様々な算術が成立していく過程を様々な算用書(計算マニュアル)や数学遊戯から、第2〓4部では塵劫記中の具体的な問題ごとに塵劫記が提示した「日常数学」と遊び、その利用の実際を、最後の第5部では『塵劫記』が後世の和算に与えた影響を、中項目主義(1テーマ4/6p完結)で興味深く解説。小中高の数学教育(算額をつくろうコンクール:和算を普及する会主催)で注目されている和算への導入に最適な一冊。
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