工芸王国金沢・能登・加賀への旅

別冊太陽スペシャル

工芸王国金沢・能登・加賀への旅

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出版社
平凡社
著者名
木村ふみ , 木村宗慎
価格
1,540円(本体1,400円+税)
発行年月
2021年9月
判型
A4変
ISBN
9784582946093

金沢箔、加賀友禅、九谷焼、輪島塗など、多彩な伝統工芸が盛んな石川県。加賀藩前田家を中心に発展し、代々受け継がれてきた、比類なき「工芸王国」の美の秘密に迫る。

目次

[特別企画]加賀藩前田家の名宝 文=村瀬博春、西村聡
●江戸時代の工芸百科「百工比照」 
●江戸時代最後の大名建築「成巽閣」 
●加賀藩の御細工所と「加賀宝生」

[特集1]加賀百万石が生んだ 絢爛たる美術工芸
金沢箔(箔一)/加賀友禅(柿本市郎)/九谷焼(福島武山)/加賀蒔絵(三代西村松逸、能作)/加賀象嵌(村上浩堂)/金沢仏壇(専光寺、匠楽 大竹仏壇製作所)
*茶の湯でもてなす金沢の工芸
大鞴焼(十一代大樋長左衛門年雄)/釡(十四代宮?寒雉、十五代宮?寒雉)/銅鑼(三代魚住為楽)
*大樋焼の伝統を継承する者として金沢の中から見て 文=奈良祐希
*世代を経て工芸を続けるということ。―梅山窯三代目 中村卓夫

[特集2]里山の自然が育んだ暮らしの工芸
珠洲焼(珠洲市立珠洲焼資料館、篠原敬)/輪島塗(重蔵神社、小森邦衞)/能登上布(山崎麻織物工房)/七尾和ろうそく(高澤ろうそく店)/山中漆器(川北良造、川北浩彦)
*木地師たちによって建てられた合鹿椀の寺―福正寺
*能登の暮らしと工藝の世界 文=赤木明登

[巻頭言]
工芸の王国、古の王とそれを抱く民艸の営み 文=木村宗慎

[エッセイ]
工芸王国の底力 隈研吾/中川政七/ミヤケマイ

[よみもの]工芸王国と鏡花 文=穴倉玉日(泉鏡花記念館)

●工芸王国の未来をひらく、五人の作家たち
毎田仁嗣(加賀友禅)/見附正康(赤絵細描)/竹俣勇壱(金工)/若宮隆志(漆芸)/竹村友里(陶芸)
*石川の工芸の現在地 文=木村ふみ
*掌の工芸―手ざわりを味わう 
福島礼子/澤谷由子
●古美術店は、生きた美術館。
平寿商店/谷庄/石黒商店
●建築、庭、料理、器― 料亭で体感する金沢の美。
金城樓/つば甚
●金沢、町歩きの楽しみ。
料理 小松/千取寿し/天ぷら 小泉/諸江屋/吉はし/能作(甘味処 漆の実)/不むろ茶屋/柴舟小出/金沢うら田/金沢菓子木型美術館/鈴木大拙館/谷口吉郎・吉生記念金沢建築館/金沢21世紀美術館/高木糀商店/福光屋/フクロプロジェクト/四十萬谷本舗/丸八製茶場/直源醤油/俵屋/川木商店/一念大助/忠村水産
●工芸のまちの息づかいを感じる、金沢の新たな旅の拠点
ハイアット セントリック 金沢
●金沢・能登・加賀の工芸の世界を知る 石川県伝統工芸案内
●工芸王国 金沢・能登・加賀マップ

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