自ら歴史を貶める日本人

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出版社
徳間書店
著者名
西尾幹二 , 現代史研究会 , 福地惇 , 柏原竜一 , 福井雄三
価格
1,210円(本体1,100円+税)
発行年月
2021年9月
判型
B40
ISBN
9784198653484

世界の悪意を見なければ歴史は理解できない!
歴史戦というかたちで次の戦争はすでに始まっている!!

先ごろ亡くなった半藤一利氏の『昭和史』を始めとする現代史本がブームだ。しかし、いかにももっともらしいその歴史観は、GHQの占領政策と中国のプロパガンダによって、大きく歪められたものにすぎない。
先の大戦は日本の防衛戦争であったのに、侵略戦争とされて、日本悪玉・連合国善玉という善悪二元論で歴史がいまもまことしやかに語られている。従軍慰安婦問題や南京事件が何度も蒸し返されるのは、中韓の宣伝戦に日本が負けていることに加えて、捏造された歴史に日本人自身が騙されているからではないのか。
本書では西尾氏を中心として歴史研究の専門家たちが、世界史のレベルから日本の近現代史を徹底的に見直し、いまだ世にはびこるトンデモ史観を痛烈に批判する。


世界史のなかで必死に生きた日本の姿こそが歴史の真実

 私たちがこの本を通じて読者の皆様にぜひとも認識を改めてもらいたいと願っているのは近代日本の戦争の評価ということです。それは公認の歴史教科書に書かれていることとは逆であります。先の大戦争は日本が主導して起こした戦争ではなく、日本は無理やりとも言っていいような状態で戦争に巻き込まれたということが現実の姿です。
 日本は国家以前のような中国に介入するべきではなかったけれども、西洋の宗教戦争とも本来は無関係でした。
 しかしあの時代には孤立を守っていることなどできなかった。世界に背を向けていれば、間違いなく日本民族とその列島は列強の餌食になったことでしょう。われわれの先人たちは必死に生きたのです。
                       (「はじめに」より)

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