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幻の名著『三余録――余暇のしたたり――』(中外日報社、一九九六年)の続編となる一書。
著者が四半世紀にわたり無署名で寄せてきた『中外日報』社説のなかから七二篇を選録。
著者の日々の思索を投影する、中国の歴史・思想・宗教・書物等に関する随想集。
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旧著には『中外日報』紙の社説から五十一篇の文章を選んで収めた。その後、『読書雑志』(岩波書店、二〇一〇年刊)の第七章「記憶につながる書物」にも十一篇が収められた。「収められた」と、まるで他人事のようにいうのは、『読書雑志』が坂内栄夫さんをはじめとする数名の方々が私のために編んでくださったものだからである。そしてこのたび、私自らあらたに編むこととなった本書には、「「七十二」という数字」(一九九六年十二月十七日)を最初に置き、それ以下、発表順に「碑銘のなかの美辞麗句 墓中におもねる文人たち」(二〇一四年六月十一日)を最後として、あわせて七十二篇の文章を収めるのは、ちょっとした遊び心である。
(「はじめに」より)
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巻末に「「社説」題名一覧」を附す。
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