「隠す」心理を科学する

「隠す」心理を科学する

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出版社
北大路書房
著者名
太幡直也 , 佐藤拓 , 菊地史倫
価格
3,850円(本体3,500円+税)
発行年月
2021年9月
判型
A5
ISBN
9784762831683

「隠す」行為は文化や種の違いを超えた普遍的な心の働きであり,「嘘も方便」という格言の例など,私たちの社会生活に複雑に浸透している。社会心理学,発達心理学,認知心理学,生理心理学,動物心理学の領野から隠す心理にまつわる12の話題を厳選し,紙上討論を巻末に収載。心を科学的に探究する面白さへと誘う一冊。



【主な目次】

はじめに

●第1部:対人コミュニケーションからみた「隠す」心理

第1章 日常的な嘘の社会的機能

第2章 懸念的被透視感

第3章 欺瞞の手がかりと検出の正確性

●第2部:発達からみた「隠す」心理

第4章 子どもの嘘の理解

第5章 子どもの嘘の生起:語り・想起・会話に潜む嘘の発生因

第6章 自閉スペクトラム症児のあざむきの発達

●第3部:記憶からみた「隠す心理」

第7章 記憶の語り直しによる「自己欺瞞」

第8章 嘘による記憶の変容

●第4部:「隠す」心理の生理反応

第9章 末梢生理活動からの情報検出:隠匿情報検査

第10章 情報隠匿時の中枢神経系活動

●第5部:動物の「隠す」心理

第11章 サルとイヌのだまし合い:戦術的あざむきの進化

第12章 鳥類の「隠す」心理:ヒトや類人猿との比較

●第6部:「隠す」心理に関する研究の展開

第13章 紙上討論

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