杉浦日向子ベスト・エッセイ

ちくま文庫

杉浦日向子ベスト・エッセイ

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出版社
筑摩書房
著者名
杉浦日向子 , 松田哲夫
価格
924円(本体840円+税)
発行年月
2021年9月
判型
文庫
ISBN
9784480437624

初期の単行本未収録作品から、若き晩年、自らの生と死を見つめた名篇までを、多彩な活躍をした人生の軌跡を辿るように集めた、最良のコレクション。==生きて在るこの自分の時間をことほぐ初期単行本未収録作品、若き晩年の生と死を見つめた名篇を多数収録江戸を題材にした漫画を多く描き、若くして評価を得た著者は漫画の執筆をやめて以降、テレビ等での江戸解説のほか、多くのエッセイを執筆してきた。その内容は、江戸の魅力を語った作品はもちろんのこと、重い病を得てからは、自らの命を見つめ、生と死に関して考え続けてきた作品も多い。その多くの優れたエッセイの中から、初期単行本未収録作品11篇、江戸や江戸人についての作品、大好きだった旅、食べ物に関する作品、書評等を選び構成した。多彩な活躍の軌跡をたどる最良のコレクション。序 私の憧れ   壱 元気な若旦那「お江戸珍奇」より変生  ポルノ   かげま   人擬大奥    「杉浦日向子の日常噴飯」より時代考証はカルシウム   本格オモシロ時代劇が見たい来たれ、コニシキ・シンドローム   銭湯をくぐって社会に出よう!   ああ、世間はムツカシイ   着物ってキモチ良い   今日も〆切、明日も〆切   まじり物でできた脳には若隠居   苦手な絵についての心境   安吾は他人とは思えない   デンジャラス・ヒナコ、東京タワーに登る   東京とサイゴまで付き会うぜ!!ブームになったら「江戸」も終り   「ウルトラ人生相談」より夢みて半世紀   われナベにとじ蓋   スモーサイコー   お粥で握り鮨   シャブリ女   弐 江戸人の流儀江戸と私の怪しいカンケー   江戸の楽しみ   江戸のおんな   粋とは何か   無能の人々   贅の文学   うつくしく、やさしく、おろかなり   参 浮世漫遊記『東京イワシ頭』より スッポンポン篇   『呑々草子』より トライバスロン   『入浴の女王』より四条木屋町「明石湯」   四 若隠居の心意気因果と丈夫   私の転機   隠居志願   「きょうの不健康」より不健康は健康のもと   いろんなカタチ   病気自慢?   酒を呑むにも上手下手   巨大病院の外来   「ゴチマンマ!」よりひとりごはん   ひとりの楽しみ   往復書簡 「豊かな老いへ」・旅(宮脇俊三)   お山の大将   船旅道楽   かなしみの変容   わたしのおはか。   伍 いのちの読書『平家物語』『おさかな談義』『イワシの自然誌』『日本糞虫記』『疱瘡神』『江戸 老いの文化』『脱病院化社会 医療の限界』『愛する家族を喪うとき』『今日は死ぬのにもってこいの日』終 おいしいエッセー塩ご飯 最期ごの晩餐出典一覧 編者解説

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