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伊勢参宮や帝国憲法発布式、「五ヶ条の御誓文」の誓祭、そして外交儀礼――。これらの場における儀礼的行為を通じて、天皇が自国のアイデンティティを保証する「万世一系の体現者」として、そして列強と肩を並べる「文明的君主」として〝振る舞う〟ことが、近代初期の日本における天皇の重要な役割だった!? 日本の「近代」創出に天皇がはたした身体的役割を、従来と異なる儀礼論的アプローチにもとづきながら論じた、画期的試み。
【目次】
はじめに
序章 明治天皇を読む
第一部 近代天皇と国家儀礼
第一章 孝明政権論――将軍の上洛と国家儀礼の再編成
第二章 天皇の権力――国家儀礼としての「五ヶ条の誓文」
第三章 明治天皇の外交
第二部 近代神社・神道の祭祀と儀礼
第四章 近代神道の創出――神仏判然令が目指したもの
第五章 神道の可能性と限界――大国隆正の神道論
第六章 神社と祭りの近代――官幣大社日吉神社の場合
付論 靖国――戦後の天皇と神社について
あとがき
解説――文庫版あとがきにかえて
索 引
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