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現代のアポカリプス
絶えなく湧き上がる吃音の烙きごてに喉を塞がれ 解読不能の語の刺青(シヌイェ)が口唇に浮かぶ くぐるぐるぶる せめぎのぐ音の苦界に焙られて 氷雪の大地を這う それが鬼火の正体だった
(「冬の鬼火」)
歴史が隠蔽し続けてきた暴力の、加害と被害のメビウス的連鎖をいまここに告発する。屯田兵の末裔という加害者でありながら、一方でジェンダー的抑圧の被害者という二重性を引き受け、それらの狭間を往還しつつ、人類の暴力の歴史とその本性の暗部をえぐり出す。加害したのは誰なのか? 北のトポスから人類の罪科を問う渾身のサーガ。
カバー・扉「屯田兵手牒」写真=著者
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