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【いつか「運命の人」と出会うまで……】
アニメの『美少女戦士セーラームーン』が大好きだった。仕草が女っぽいからと「オカマ」と呼ばれた。両親も学校の先生が気にして騒ぐことも心苦しく、惨めだった。
小学2年のある日の「帰りの会」。担任の先生は、少年を前に立たせて、クラスのみんなに問いかけた。
「七崎くんって、『オカマ』かい?」――。
幼い頃から「普通の男の子じゃない」と言われ、人知れず苦しみ続けた良輔。
いじめや中学での初めての恋、高校で好きになった彼の恋人への抑えきれない嫉妬、そして友人、親へのカミングアウト――。
明るく前のめりに光を求め、巡り会えたパートナーと幸せを?むまでを描く、愛と青春の自伝エッセイ。
「女性が好き、男性が好き、両方好きといったことだけで、相手の人としての魅力が左右されることはない。本来、人と違うことは過度に矯正されるべきことではなく、むしろその人の個性とされるべきものだ。性的マイノリティだって個性である」
「もっと自分らしく生きていいんだよ――。七崎さんの言葉は明るくて、強い」――解説・ホラン千秋
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