『愛の不時着』論

『愛の不時着』論

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出版社
ナカニシヤ出版
著者名
本橋哲也
価格
1,980円(本体1,800円+税)
発行年月
2021年9月
判型
四六判
ISBN
9784779515903

あらゆる分断を乗り越えて、
「会いたい」と願い続ける人びとへ――
朝鮮半島の二つの国家を舞台にした「史上最高」の韓流ドラマの魅力を、心に響く数々のセリフと、ピアノ、ロウソク、腕時計といったモチーフから浮き彫りにする。
巻末には朝鮮半島の歴史と文化と人びとをより知るための書籍・映画・ドラマリストを収録。


「このドラマを一話でも見た人は、その面白さに惹かれ、声を上げて笑い、涙を流し、サスペンスにドキドキする……。そして何より、あの愛すべき登場人物たちにもう一度会いたい、そう願うようになったのではないでしょうか? 世界の人びとをそこまで虜にする『愛の不時着』の魅力は何か――本書では、表象分析と文化批評と歴史省察の知見を借りながら、そして何よりこのドラマが描く人と人との関係の不思議に驚きながら、この問いを掘り下げて考えていきたいと思います。」(「プロローグ」より)


■著者略歴
本橋哲也(もとはし・てつや)
1955年東京生まれ。東京大学文学部卒業、イギリス・ヨーク大学大学院英文科博士課程修了。D. Phil。
現在、東京経済大学教授。カルチュラル・スタディーズ専攻。
著書は、『映画で入門 カルチュラル・スタディーズ』『カルチュラル・スタディーズへの招待』『ほんとうの「ゲド戦記」』(大修館書店)、『本当はこわいシェイクスピア』(講談社選書メチエ)、『ポストコロニアリズム』(岩波新書)、『侵犯するシェイクスピア』(青弓社)、『思想としてのシェイクスピア』(河出書房新社)、『深読みミュージカル』(青土社)、『ディズニー・プリンセスのゆくえ』(ナカニシヤ出版)、『宮城聡の演劇世界』(共著、青弓社)など。翻訳書は、ガヤトリ・スピヴァク『ポストコロニアル理性批判』(共訳、月曜社)、ホミ・バーバ『文化の場所』(共訳、法政大学出版局)、ロバート・ヤング『ポストコロニアリズム』(岩波書店)、C. L. R.ジェームズ『境界を越えて』(月曜社)、レベッカ・ウィーバー=ハイタワー『帝国の島々』(法政大学出版局)など。

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