小説となりのトトロ

小説となりのトトロ

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出版社
スタジオジブリ
著者名
宮崎駿 , 久保つぎこ
価格
1,870円(本体1,700円+税)
発行年月
2021年8月
判型
四六判
ISBN
9784198653613

スタジオジブリ作品「となりのトトロ」が、
ハードカバー「小説 となりのトトロ」
として登場! 
宮崎駿監督の挿絵、11枚を
オールカラーで掲載する愛蔵版。

東京郊外の古い家に、
小学生のサツキと4歳のメイが
引っ越してきました。

家の庭で、メイは
不思議な生き物に出会います。
ずっと古くからこの日本に
住んでいる「トトロ」でした。

メイは、トトロのことを話そうとしますが、
タヌキ、ネコ、ウサギみたいなと、
よくわらかない説明しかできません。
お父さんが、言いました。
「メイは森の主に会ったのかもしれないね」―-

大きな大きなクスノキのある森の際にたつ
おんぼろな家を舞台に、
不思議な出来事が始まります。

サツキとメイの生きる昭和30年代の
東京郊外の暮らしぶり――
薪で焚く五右衛門風呂や
もぎたてのキュウリやトマトを食べる喜び、
そしてトトロが住む森に象徴される自然が
人間とまだ友達だったころの、
人と自然の在り方が綴られています。

アニメーションの想像力にあふれた
宮崎ワールドを彷彿とさせつつ、
活字で読むトトロの世界は、
「ああ、自分が子どもの頃は
そうだったよね」と思わせる
懐かしい世界が展開します。

そしてこの本で
初めてトトロに出会う子どもたちには、
「トトロは本当にいるんだ!」
と思わせる素敵な世界が綴られています。

この本を読み終えたあとに聞く風の音は、
「あ、ネコバスが走っている」と
子どもたちはきっと思うことでしょう。

「すべてはここから」と宮崎駿監督が語る
「雨のバス停に立つ少女とトトロ」がカバーに。
これからトトロに出会う人にもお薦めです!

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