酒に溺れた人魚姫、海の仲間を食い散らかす

酒に溺れた人魚姫、海の仲間を食い散らかす

取り寄せ不可

出版社
KADOKAWA
著者名
酒村ゆっけ、
価格
1,430円(本体1,300円+税)
発行年月
2021年8月
判型
四六判
ISBN
9784046049629

グロテスクなのになぜか心地いい。
酒テロクリエイターとして名を馳せる著者が稀有な発想力を見せつける! 初の短編小説集。
人間関係や恋愛関係。小さな困難が積み重なり、複雑に絡まり合い、いつの間にかがんじがらめになる……そんな難しさや不確かさ、孤独や絶望なんとか乗り越えているすべての方に、心地よいほろ酔いを届けます。

既婚者との関係から抜け出せない女性を救い出すために、一本の口紅が取った驚きの方法とは?(「口紅の弾丸」)
ミニマリストを極めすぎた男、全てを捨てて、最後に捨てたものとは?(「      」)。
地下アイドルとして奮闘する少女を守り支える、くまのぬいぐるみの不思議な力とは? (「くまのくぅーちゃん」)
嵐の夜偶然知ってしまった酒の味。酒を求めて人間になることを決意し、裏切りを重ねた人魚が見つけた未来とは? (酒に溺れた人魚姫、海の仲間を食い散らかす)

最後のどんでん返しに息を呑む! 「まさかこんな展開になるなんて!」と、新鮮な驚きに包まれる!
日々の痛みを和らげる「お酒」のような恍惚と同時に、酔いが醒めたときの筋肉痛や頭痛のような痛み、それでも現実に立ち向かう一人ひとりへのエールのような余韻が残ります。

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