近世後期隠岐嶋流人の研究

近世後期隠岐嶋流人の研究

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出版社
清文堂出版
著者名
松尾壽
価格
12,100円(本体11,000円+税)
発行年月
2021年8月
判型
A5
ISBN
9784792414733

市井に生きる庶民男女の様々な犯罪──博奕、傷害、女犯等の実相。処罰が累犯を必然にして「遠島」に至る近世国家の法制と運用の実態。著者は、流人一四三人の「科口書」など隠岐嶋遺存文書を発掘し、流人の居村での調査を行うことで、これらの問題を究明する。さらに、百姓一揆・「大塩の乱」関係者の流人、女性流人や流人の結婚事例を分析し、流刑生活の実態を生業・住居・結婚・役務などから多角的に明らかにしていく。

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