オルレアンの魔女

オルレアンの魔女

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出版社
二見書房
著者名
稲羽白菟
価格
1,980円(本体1,800円+税)
発行年月
2021年9月
判型
四六判
ISBN
9784576211398

「オルレアンの魔女」が甦り、監獄の島で惨劇の幕が上がる!

地下道、鉄仮面の女、孤島、魔女伝説……映画祭の町にセレブが集うとき、連続殺人の幕が上がる。
数学的論理で謎を解く刑事とソプラノ歌手が辿り着く、現代史の闇。
          ――中川右介(評論家)推薦!


【 映画の都、監獄島、そして魔女の街へと駆け巡る探偵行! 】

パリ・オペラ座新作公演の主役に抜擢された天羽七音美。
原作者レジーヌ・ブラパンがこだわる「黒髪のジャンヌ・ダルク」像にぴったりなのだという。
演出家ジャック・ロランの依頼で、七音美は宣伝のためカンヌへ渡る。
その頃、パリでは娼婦が丸刈りにされ殺される事件が起こっていた。
被害者はカンヌのホテルの部屋番号と「オルレアンの魔女」という謎の言葉が記されたメモを握っていた。
捜査にあたる刑事エミールもカンヌへ飛び、そして舞台は忌わしき伝説の残る「監獄島」へ。果たしてオルレアンの魔女とは……


◎ 孤島にセレブたちが集まり、事件が起きるのは半分を過ぎた頃、ラストで探偵が関係者を一堂に会して謎を解くという、クリスティーを思わせる構成を楽しんでいると、待ち受けていたのは現代史の闇が生んだ悲劇だった。本格ミステリの枠組で古典芸術と社会派を綯い交ぜにさせる、稲羽ミステリの様式が確立された。
(評論家 中川右介)

◎ 荘重なる舞台と陰鬱なる惨劇のコントラスト。オペラさながらの構成に酔いしれた。
(八重洲ブックセンター 内田俊明)

◎ 端正かつ骨太。花月のフランスに噴き上がる不穏の風。火と蘭で「爛れ」となるのは偶然でしょうか。
(ワセダミステリ・クラブ)

〔 目次 Ⅰ東京/Ⅱパリ/Ⅲカンヌ/Ⅳ監獄の島/Ⅴ修道院の島/Ⅵオルレアン/Ⅶカンヌ 〕

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