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●自動化ツールの大本命!「Power Automate」の完全ガイド
●無料の「デスクトップ」版からWebの「クラウドフロー」まで徹底解説!
●面倒なことは全部“ロボット”にやらせよう!
「Power Automate」はマイクロソフトが提供する自動化ツールです。「RPA(Robotic Process Automation)」と呼ばれるパソコン操作の自動化から、各種クラウドサービスと連携したWebアプリの自動化まで、ビジネスにおける一連の作業を“ロボット”のように自動処理してくれます。
特に注目されているのは、Windows 10ユーザーが無料で使えるようになった「Power Automate Desktop」。パソコン操作を簡単に自動化できるRPAツールです。これを使えば、VBAを使わなくてもExcelデータの入力や転記、ファイル保存などを自動化できます。エクスプローラーを操作してファイルをバックアップしたり、Webブラウザーを開いてフォームの必要項目に自動入力したりと、パソコン上のさまざまな処理をボタン1つでこなせるようになります。
さらに、GmailやGoogleカレンダー、DropboxやOneDriveなどのクラウドと連携して、各種Webサービスの操作を自動化できるのも「Power Automate」の真骨頂。「Googleカレンダーに予定を追加したら、その日時と内容をメールで自動送信」といったWeb連携も、簡単に実現できます。これには「Power Automate Desktop」だけでなく、クラウド版の「Power Automate」(クラウドフロー)の活用が不可欠です。本書では、このクラウド版の「Power Automate」についても、基本から解説しています。
<本書で解説している自動化の例>
・Excelの名簿データから、1人ずつ名前や所属などをWebフォームに入力
・Excelの交通費精算書に記入した駅名を、Webで自動検索して運賃を取得
・メールの件名をチェックして、条件に合えば添付ファイルを自動保存
・Googleカレンダーに予定を追加したら、その日時と内容をメールで自動送信
・天気予報サイトから東京の気温を1時間おきに取得し、Excelに保存
・パソコン内の重要なファイルを、指定した場所に定期的にバックアップ ほか
こうしたさまざまな自動化処理を、難しいプログラミング言語を使わずに、「ノーコード」(No Code、コードを記述する必要がないこと)で実現できるのが、「Power Automate」の魅力です。そのハードルの低さは、あらゆる企業や個人の業務効率アップに役立つことでしょう。その入り口として、本書が参考になれば幸いです。
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