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寄生虫が寄生する先の生物(宿主)の脳に司令を出して彼らの行動を操作する生物の存在が、近年解明されつつある。
宿主から恐怖心を奪ったり、ゾンビ化させたり、危険な場所へおびき寄せたり――
背筋がゾワッとしてしまうほどおぞましく、したたかな生態をもつ寄生虫たちを、人気イラストレーター・猫将軍の魅力的なイラストとともに紹介。
例えば、ある寄生虫は昆虫の体内で成虫になり、やがて水中で交配する。
昆虫にとって水辺は開けていて明るく、天敵に見つかりやすい場所なので通常は近づかないが、それでは水中に移動できない。
そこで寄生虫がとある化学物質を分泌すると、宿主の昆虫は水に飛び込みたくて仕方がなくなってしまう――。
このように宿主を自在に操り、自らに都合の良い行動を取らせる寄生虫の生活環は、精緻かつ巧みに設計されており、非常に残酷かつ興味深い。
そのなかでも特にキモ怖い生物を厳選してその生態を紹介。キモ怖すぎて眠れなくなること間違いなし。
【本書に登場する寄生虫たち】
<行動を操る寄生虫>
ハリガネムシ/トキソプラズマ/リベイロイア/メジナ虫 他
<ヒトに棲む寄生虫>
エキノコックス/サナダムシ/トリパノソーマ/フォーラーネグレリア 他
<おぞましい生き様の寄生虫>
タイコバエ/ロイコクロリディウム/フクロムシ/タイノエ 他
【著者プロフィール】
大谷智通:サイエンスライター、編集者。東京大学農学部卒業後、同大学院農学生命科学研究科水圏生物科学専攻修士課程修了。大学では魚病学研究室に所属し、魚介類の寄生虫の研究を行う。出版社勤務を経て独立。主な著書に『増補版 寄生蟲図鑑 ふしぎな世界の住人たち』(講談社)、『えげつないいきもの図鑑 恐ろしくもおもしろい寄生生物60』(ナツメ社)など。
猫将軍:イラストやキャラクターデザインを得意とするアーティスト。和歌山県在住。ゲームのコンセプトイメージやジャケットイラストなど、数多くのアートワークを手掛ける。昆虫、動物、女性、宝石、肉、スイーツといったモチーフを得意とする。画集に『猫将軍画集』(2021年・玄光社)『ILLUSTRATION MAKING & VISUAL BOOK 猫将軍』(2014年・翔泳社)がある。
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