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ロシア前衛芸術家として世界的に知られるイリヤ&エミリア・カバコフの作品集。
カバコフが2000年に越後妻有に手がけた「棚田」という作品は「大地の芸術祭」のシンボルとなり、2021年夏、十日町市の里山現代美術館MonETおよびまつだい「農舞台」に、新たにアーカイブ作品「カバコフの夢」が誕生しました。
本書は夢見る人々を主人公にした作品「10のアルバム 迷宮」や、人間の夢を保存する「プロジェクト宮殿」、天使の羽をつけてより良い人になろうとする「自分をより良くする方法」などを収録、人間の生、苦悩、希望という普遍的な主題を追求しているカバコフ作品の魅力を多数のカラー図版と詳細な解説でお伝えします。
イリヤ&エミリア・カバコフからのメッセージ、 大地の芸術祭総合ディレクター北川フラム氏と作品制作のコーディネーターである著者による解説からは、現在越後妻有にカバコフの作品があることの不思議さ、そしてその必然性を感じとることができます。
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