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本書はアメリカ企業社会の歴史を追究してきた関口定一氏の遺稿集である。アメリカを代表する巨大企業GE社の厖大な史料の森に分け入り、その労働世界を幅広く描いた労作である。本書の内容は、ウェルフェア・キャピタリズムに注目しつつGE社の労使関係を論じた第Ⅰ部、アメリカのホワイトカラー雇用史を論じた第Ⅱ部、そして日本と比較した補論から構成される。いま巷で議論されているメンバーシップ型やジョブ型といった労働世界の原型が、はたしてアメリカに見出されるのか。いや、そもそもどのようにして生まれ、どのように変化してきたのか。日本的労使関係の今後を時に憂えた関口氏の遺言が、この著作の行間から聞こえてくる。
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