変化に適応するヘルシービルディング術

フェニックスシリーズ

変化に適応するヘルシービルディング術

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出版社
パンローリング
著者名
ジョセフ・G.アレン , ジョン・D.マコンバー , 坊垣和明 , 長谷川圭
価格
3,080円(本体2,800円+税)
発行年月
2021年8月
判型
A5
ISBN
9784775942550

私たちの活動や健康に及ぶ“ヘルシービルディング効果”
 本書は、建物の建築材料や設計、入居後の管理・運用が、いかに人の健康に影響するのか、そして、そのコストが何倍もの利益になって返ってくることを分かりやすく説明した、ヘルシービルディング(健康的な建物)の入門書です。
 現代人は、食事や睡眠、休養など、生活の9割の時間を屋内で過ごしています。たとえアウトドアでの活動を好む人でも大部分の時間は自宅や職場などにいる“屋内種”なのです。これはつまり、建物の設計や建設、管理の適不適が、私たちの健康に大きな影響を及ぼすことを意味します。
 職場での仕事や会議中に眠気に襲われたことはないでしょうか? その主な原因として、わずかな空気=酸素しか供給されていない換気量の不足が挙げられます。また、建築材料に含まれる化学物質なども不健康の要因になります。そうした環境下に居続ければ、会社、病院、学校そして家庭でも、私たちは作業や学習の効率が落ちたり健康を損なう可能性があると言えます。逆に、たとえコストをかけてでも良好な室内環境を整えれば、私たちのパフォーマンスを上げ、健康的に働き続けられることにつなげられることになります。
 本書の共著者のうちジョセフ・アレンは公衆衛生学の、ジョン・マコンバーは経営学の見地から、長年米国でヘルシービルディングの普及推進に努めてきました。その2人が本書で、ヘルシービルディングの9つの要件を示し、そこで暮らす人たちの健康状態のデータや、要件を満たしたビルで活動する企業の利益の変化を明らかにしていきます。
 本書を読めば、ヘルシービルディングが私たちの健康維持にいかに寄与し、それによる生産性の向上がコストの数倍の利益を生み出すことが、自ずと納得できるでしょう。また、随所に皮肉やユーモアを交えた文章は、読み物としても十分に楽しめます。 私たちの建物に対する認識を変える、一冊です。

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