ヌシ

ヌシ

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出版社
笠間書院
著者名
伊藤龍平
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2021年8月
判型
四六判
ISBN
9784305709431

ヌシ(主)とは長いあいだ一箇所に棲み続けて、巨体になった生物のことです。

本書は、川や湖、池、沼、深山幽谷、古城廃屋など、日本各地に棲む龍、大蛇、蜘蛛など様々なヌシを取り上げ、伝承や文献などの資料を交えて考察。人とヌシとのつきあい、ヌシの種類、ヌシの行動、ヌシの社会、ヌシと文芸、現代のヌシなど、多角的な視点から日本のヌシに迫ります。



【目 次】

序・ヌシと日本人

目次



第一章英雄とヌシ

 英雄たちの怪物退治/神話の英雄、伝説の英雄/ヌシの条件/登場人物の横顔 

第二章神・妖怪とヌシ

 夜刀神の領分/国津神の末裔/神でもあり、妖怪でもあり/水木妖怪とヌシ 

第三章ヌシとのつきあい方

 ヌシとの約束/ヌシと雨乞い/椀貸し伝説/共同体と個人 

第四章ヌシの種類

 水棲生物のヌシ〓蛇、魚、蟹など/虫類のヌシ-蜘蛛/陸棲動物のヌシ-牛/ヌシへの供物〓馬と、人間体のヌシ 

第五章ヌシの行動学

 人を襲う・テリトリーを作る/人に祟る/毒を吐く・昇天する・修行する/人をさらう・子孫を残す 

第六章ヌシの社会

 沼神の手紙/秘密の地下水脈/引っ越しをする理由/物言う魚 

第七章ヌシVSヌシ

 戦場ヶ原の神話/縄張り争いをするヌシ/助けを求めるヌシ/異類合戦 

第八章ヌシか〓人になる

 物食う魚/干拓事業とヌシ/ヌシと暮らす/タクシー幽霊とヌシ 

第九章人か〓ヌシになる

 ヌシになった人/ヌシになる方法/幽霊かヌシか/実話怪談のなかのヌシ 

第十章文学のなかのヌシ

 『八郎』と八郎太郎伝説/『龍の子太郎』と小泉小太郎伝説/『夜叉ヶ池』と夜叉ヶ池伝説/沈鐘伝説 

第十一章 現代のヌシ

 未確認動物とヌシ/怪獣とヌシ/ダム湖にヌシは棲むか/里山とヌシ 



後書・ヌシの棲む国

注一覧

都道府県別ヌシ索引

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