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建設業として許可を受けた業者は全国に約47万社あります。そのなかで、ただ生き残るのではなく、“勝ち残っていく”ためには、売上と利益に大きく貢献する「公共工事」を受注することが一番です。特に中小の建設業者には公共工事の受注が欠かせません。
公共工事を請け負う場合には、「経営事項審査」(略して「経審」)が義務づけられています。これは、売上規模、財務状況、技術者数、企業の社会的責任などを数値化して点数で評価されるもので、この点数によって請け負える公共工事の規模が決まります。つまり、点数が高いほど大きな金額の公共工事を請け負うことができるわけですが、そもそも点数が高くても受注に結びつかなければ意味がありません。
中小建設業者が公共工事を受注するためには、「どの役所の」「どの業種の」「どれくらいの規模(金額)の工事」を受注したいのかというゴールをまず明確にすることです。そして、そこから逆算して自社の受注活動に有利な経審の点数を取るという“逆算思考”が公共工事受注への近道です。
本書は、建設業界専門の「ガテン系行政書士」を自認する著者が、入札制度のしくみ、経審のメカニズムから、経審の点数の上げ方、経営状況分析のしかた、建設業財務諸表のつくり方など受注を実現するためのノウハウまで、とっておきの極意&知恵を大公開! 売上10億円未満の中小建設業者はもちろん、行政書士(建設業許可、経審指導は行政書士の王道中の王道の業務)にもすぐに役立つ1冊です!
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