コンクリート診断士試験は公益社団法人 日本コンクリート工学会が実施する資格試験で、2001年に創設されたもので、コンクリート構造物の維持管理の重要性が認識されている現在、国土交通省の民間資格制度に登録されるなど、その需要・期待が高まっています。
コンクリート診断士の資格は、コンクリートの診断・維持管理の知識、技術を保有していると認められたものに与えられますが、合格率は毎年15%程度と低く、難関資格です。
試験問題は4肢択一と記述式から構成されますが、本書は4肢択一問題を効率よく学習し、合格点を確保することを主眼に、「写真でみるコンクリート」、「レジュメ」、「厳選過去問題」の3部構成としました。
「写真でみるコンクリート」は、長期に供用されている構造物、初期欠陥および劣化について、写真を使用して分かりやすく整理して掲載。問題の参考資料として使用することにより、視覚的な学習が可能になります。
「レジュメ」は、専門分野や計算問題の学習の効率的に進めることができるように、著者が代表をつとめる日本コンクリート技術社にて開催された講習会資料をまとめました。
「厳選過去問題」は、過去問と同一、あるいはほぼ同一問題の出題が多くなっている現況を反映し、必ず抑えておきたい問題を厳選して抽出し、丁寧な解説を行っています。
本書の特徴は、4肢択一問題の正解率を効率よく向上させることにあります。レジュメは各分野をコンパクトにまとめており、繰り返して目を通すことで、構造物の変状から劣化、対策等の専門知識を向上させます。
コンパクトにまとめてあるので、通勤時間での学習や、試験直前の試験会場でも活用できます。繰り返し学習をして、短時間で記憶に残し、本番に取り組むことでポイントアップを可能にすることが肝要です。
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