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都電荒川線は、もともと明治42年に王子電気軌道が現在の飛鳥山~大塚間で開業した路線が順次、三ノ輪橋~早稲田間に延伸開業し、それを東京市(現在の東京都)が買収したものです。当時は三ノ輪橋~赤羽の27系統と、荒川車庫前~早稲田の32系統の2つの路線が存在していました。1960年代後半には都電の各路線が次々と廃止されましたが、この2つの系統は路線の大半が専用軌道のため交通渋滞の原因となりにくいことから、廃止されることなく「都電荒川線」と改称されて現在まで走り続けています。沿線各地に広がる下町の風情や寺社仏閣、東京近代化の産業遺産など見どころは尽きることがありません。本書片手にぜひお出かけください。
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