「昭和」を生きた台湾青年

草思社文庫

「昭和」を生きた台湾青年

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出版社
草思社
著者名
王育徳 , 近藤明理
価格
990円(本体900円+税)
発行年月
2021年8月
判型
文庫
ISBN
9784794225320

台湾が日本統治下にあった1924年、台南の裕福な商家に生まれた著者が、
少年~青年期の成長の軌跡と重ねながら、近代化途上にあった台湾社会の
諸相を活写した貴重な記録文学。

封建制が色濃く残る生家への反発、熱誠溢れる日本人教師との交流、
戦後台湾へやってきた中国国民党政府への違和感――
日本統治時代と戦後の混乱期をいきいきとした筆致で回想する。
やがて青年は、軍事独裁を敷く国民党政府に兄を殺されたのち
日本へ亡命し、学業を再開。台湾語研究の第一人者となり、
また台湾民主化を求める「台湾独立運動の父」となった。

台湾と日本を愛し、波乱万丈の人生を駆け抜けた志士の青春録。

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