昭和陸軍七つの転換点

祥伝社新書

昭和陸軍七つの転換点

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出版社
祥伝社
著者名
川田稔
価格
990円(本体900円+税)
発行年月
2021年8月
判型
新書
ISBN
9784396116354

なぜ、日本は戦争へと突き進んだのか
陸軍は無策で無謀な日米戦争に突き進んだ――。
この見方を著者は否定する。陸軍は昭和に入ると変質し、一夕会・統制派が実権を握る。
彼らは第一次世界大戦後、次なる世界大戦が予想されるなか、それにともなう国家戦略を有していた。
しかし、それは刻一刻と変化する国際情勢に対応するなかで変容・転換を余儀なくされ、
徐々に日本の選択肢が狭まり、日米開戦に至った。
本書は、昭和戦前期の七つの事件や事例を取り上げ、その背後にある陸軍の思想・戦略を検討することで、
日米開戦に至る道筋を明らかにするものである。
みえてきたのは、今も変わらぬ地政学的条件に縛られた日本の姿であり、抗えない宿命ともいえるものだった。

(以下、目次)
第一章柳条湖事件――永田鉄山の戦略構想と一夕会
第二章五・一五事件――事前に計画を知っていた陸軍中央
第三章二・二六事件――昭和陸軍を動かした統制派の伸張
第四章盧溝橋事件――日中戦争は太平洋戦争の引き金ではない
第五章 「時局処理要綱」の策定――欧州大戦と武藤章の戦略構想
第六章日独伊三国同盟――対米戦争は望まず、されど……
第七章南部仏印進駐――日米開戦の原因は関特演だった
終章聖断――昭和陸軍の終焉と日本の限界

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