著作権は文化を発展させるのか

著作権は文化を発展させるのか

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
人文書院
著者名
山田奨治
価格
3,520円(本体3,200円+税)
発行年月
2021年7月
判型
四六判
ISBN
9784409241394

著作権のパラダイム転換へ

複雑になるだけの著作権は本当に文化のためになっているのか? それはユーザーの権利を阻害していないだろうか? 本書はこうした観点から、権利論とコモンズ論を基軸に人文社会、自然科学の知見を幅広く援用し、そもそも文化とは何かまで根底的に問い直す。ユーザーの人権という視点から、数百年に及ぶ著作権のパラダイム転換を提案する意欲作。

「ひとは影響を受けた作品を身体化し、所有している。作品のユーザーにも人権にもとづく権利があるのではないか。「文化」は集団的なものであり私的所有とは相性が悪いのではないか。そういった考えが本書の底流にある。これは論争を呼ぶアイデアだと思う。」

◎目次
第Ⅰ部 作者とユーザーの人権

 第一章 著作権の人権論
 第二章 障害者アートをめぐって
 第三章 ユーザーの人権
 第四章 作品が身体化する

第Ⅱ部 「文化」とは何か

 第五章 「文化」概念の変遷
 第六章 日本の「文化」概念の現在地

第Ⅲ部 文化のコモンズへ

 第七章 文化コモンズを考える
 第八章 「海賊版」からオープンアクセスへ
 第九章 「文化の発展」のために

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top